2019年9月30日月曜日

2019年9月読書記録

 ただなんとなく話題になってるから、という理由だけで読んだアディーチェが思いがけずよく、積んでるアチェベや『アフリカの日々』に手を付ける気になった。同じく話題のルシア・ベルリンも非常によかったので(ちょっとすごいね。図書館で借りたんだけど、読み終えるなり買いに走った)、流行りには乗っておくものですね。読み終えたばかりの人が多いから話が盛り上がりやすいのも嬉しい。
 津村記久子はお仕事小説の人やったのですね。均等法第一世代の女性総合職が絲山秋子なら、ロスジェネには津村記久子がいるのやな、とよく分からない頼もしさを覚えた。

・ポトスライムの舟 津村記久子
・青い眼がほしい トニ・モリスン(大社淑子)●
・神様 川上弘美
・ミックスルーム 森井良
・スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む ヨーラン・スバネリッド(鈴木賢志)
・嘘つきアーニャの真っ赤な真実 米原万里●
・不実な美女か貞淑な醜女ブスか 米原万里●
・なにかが首のまわりに チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(くぼたのぞみ)●
・ヒョンナムオッパへ チョ・ナムジュほか(斎藤真理子)▲~
・さみしくなったら名前を呼んで 山内マリコ
・掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン(岸本佐知子)●
・メガネと放蕩娘 山内マリコ
・皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等! 山内マリコ

2019年9月10日火曜日

Le Monde Diplomatique

仏語学習用、日仏読み比べに便利かも。

"Le Monde Diplomatique"
日本語版:
http://www.diplo.jp/
仏語版:
https://www.monde-diplomatique.fr/

2019年9月1日日曜日

2019年8月読書記録

 フェミニズム社会学ことはじめ。ジェンダー論や近代家族と性、恋愛の関係性について学びたい。歴史的な視座をもって紐解いていけば、常日頃感じている生のジレンマを解き明かすヒントがたくさん得られそう。線を引いたり書き込んだりしながらのお勉強読書は久しぶりで楽しい。
 ここのところわたしの中で地方(特に西、中でも地元・関西)の地域性・方言ブームが到来していて、津村記久子や柴崎友香の作はその欲求をうまい具合に満たしてくれる。関西の関西性みたいなものがそのまま固定されているテキストが読みたくて仕方がない。ただ単純に故郷が恋しいんだと思う。

・その街の今は 柴崎友香●
・海に住む少女 ジュール・シュペルヴィエル(永田千奈)
・わが悲しき娼婦たちの思い出 ガブリエル・ガルシア=マルケス(木村榮一)▲
・アムステルダム イアン・マキューアン(小山太一)※再読
・初夜  イアン・マキューアン  (村松潔)
・未成年  イアン・マキューアン  (村松潔)
・苦海浄土 石牟礼道子●
・むらさきのスカートの女 今村夏子
・東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ 遥洋子●
・女ぎらい ニッポンのミソジニー 上野千鶴子●
・1ミリの後悔もない、はずがない 一木けい
・完璧じゃない、あたしたち 王谷晶●
・ヨーロッパ思想入門 岩田靖夫
・ジニのパズル 崔実●
・娘について キム・ヘジン(古川綾子)●
・永遠のとなり 白石一文▲