2019年6月1日土曜日

2019年5月読書記録

 引っ越しと旅行でGWがつぶれたため読書は捗らず。幻想抒情詩人・石牟礼道子があまりにもすごくて『苦海浄土』をソッコーで購入した。近代への呪詛と前近代への憧憬、水俣方言から立ち上がる世界にあてられた。圧倒、圧巻てのはこういう時に使うべき語。亡くなっていなかったらノーベル賞クラスでしょう。村上春樹よりもよっぽど。春樹はエルサレム賞もらったからそれでいいじゃんね。マキューアン、ウエルベック、春樹はエルサレム賞、オッケー!枠でいいと思う。ウエルベックがもらえるのかはしんないけど。

・私がオバさんになったよ ジェーン・スー
・おひとりさまの老後 上野千鶴子
・夫のちんぽが入らない こだま
・とちおとめのババロア 小谷野敦
・椿の海の記 石牟礼道子●
・脂肪のかたまり ギ・ド・モーパッサン●
・さようなら、ギャングたち 高橋源一郎
・わたくし率 イン 歯ー、または世界 川上未映子●